ローリング・ストーンズ、ツアー再開でチャーリー・ワッツさん追悼

(2021年9月22日12:45)

ローリング・ストーンズが20日(現地時間)、コロナ禍で延期されていた米ツアーを再開した。先月25日(現地時間)、ドラマーのチャーリー・ワッツさんが死去してから初めての公演となり、メンバーのミック・ジャガー(78)、キース・リチャーズ(77)、ロン・ウッド(74)がチャーリーさんを追悼した。

米サイト「TMZ」によると、ストーンズは、チャーリー・ワッツさんを欠いた初のツアーを正式に開始したが、その喪失感は最初の公演で明らかになったという。ミックらは唯一無二のドラマーに公演を捧げた。

ストーンズは20日(現地時間)にマサチューセッツ州フォックスボロのジレット・スタジアムで、NFLペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフトのためのプライベート・ギグを行ったが、ミックはライブの開始前に先月亡くなったチャーリーにエールを送った。

キース、ミック、ロンの3人のストーンズはステージ中央に集まり、ミックがチャーリーを失った悲しみを語り、59年間に渡って一緒に活動をしてきた思い出を語った。 そして、ミックが少し声を詰まらせながら、今は亡きドラマーに捧げるショーを行うと語った。ミックは「何の曲で始まるんだろう」といい少し感情的になっていることを認めた。そして観客席に向かってビールを掲げて「チャーリー!!」と声を上げ、キースが「君のために演奏するよ、チャーリー!!!」と言ってライブをスタートした。

ローリング・ストーンズ、ツアー再開でチャーリー・ワッツさん追悼
右から故チャーリー・ワッツさん、ロン、キース、ミック(Instagram/@ronniewood)

ロン・ウッドはその時の模様ファンが携帯で撮影したとみられる動画を維新のインスタグラムに投稿して「ザ・ローリング・ストーンズ、昨夜」とキャプションをつけた。(上のインスタグラム)コンサートは滞りなく進行し、ストーンズはヒット曲や新曲を演奏した。ドラムはキース・リチャーズのグループ「X-Pensive Winos」のドラマー、スティーブ・ジョーダンが代役を務めた。