ホイットニー・ヒューストンの「ボディガード」リメイク 元夫ボビー・ブラウンが難色

(2021年1月15日20:50)

ホイットニー・ヒューストンの「ボディガード」リメイク 元夫ボビー・ブラウンが難色
「ボディガード・オリジナル・サウンドトラック」のジャケット写真(インスタグラムから)

ホイットニー・ヒューストンとケビン・コスナーが共演した映画「ボディガード」(1992年)のリメイクを製作することをワーナー・ブラザースが15日(現地時間)、発表して話題になっている。そうしたなか、ヒューストンの元夫のボビー・ブラウンが難色を示したという。

脚本はミュージカル「The Inheritance」でトニー賞にノミネートされたことがある劇作家のマシュー・ロペスが担当。出演者やストーリー、公開予定日などは明らかにされていないという。「ボディガード」はホイットニーが歌う主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」とともに大ヒットした。ホイットニーは2012年2月11日、ビバリーヒルズのビバリーヒルトン・ホテルの浴室のバスタブに倒れているのを発見されその後死亡が確認された。ロサンゼルス郡検視局は不慮の溺死で、遺体からコカインが発見されていることから入浴中にコカインの影響で心臓発作が起こったため、浴槽に沈んだ可能性が高いという検視結果を発表した。48歳だった。

ホイットニー・ヒューストンの「ボディガード」リメイク に元夫ボビー・ブラウンが難色
ホイットニー㊨とボビー (インスタグラムから)



米サイト「TMZ」によると、ボビーは、ホイットニー主演の「ボディガード」をリメイクするという話を耳にしたが歓迎していないようだという。16日(現地時間)、ロサンゼルス空港でボビーを撮影したカメラマンが「このような古典的な作品のリメイクは下手なやり方だと思うか」と率直に尋ねたところ、ボビーはちゅうちょすることなく「そうだね」と答えたという。ボビーは米音楽誌「ローリングストーン」がアレサ・フランクリンの「リスペクト」を歴代1位の曲に選んだというニュースには親指を立てていいねと反応したという。

ボビーと同様に、このニュースに対する多くのファンの反応は「私にとってはノー」という人が多かったという。あるファンはツイッターで、「これはとてもひどいアイデアだ。伝説の映画『ボディガード』をリメイクする必要はありません。ハリウッドが新しい才能に投資して新しいストーリーを作ることを拒否しているのは怠慢だ」とコメント。また「ホイットニーが主演でないなら見たくない!」とのツイートもあったという。

「ボディガード」は、全世界で4億ドル(約440億年)以上の興行収入を上げて大ヒットしただけでなく、主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」などのホイットニーの名曲を収録したサウンドトラックは、映画史上最も売れたサウンドトラックとなった。いずれにしてもリメイク版はどんなキャストで内容はどうなるのか注目される。