9・11米同時多発テロから20年、米セレブがインスタ投稿

(2021年9月13日12:30)

2001年9月11日朝(日本時間同日夜)に起きたイスラム過激派テロ組織アルカイダによる米同時多発テロから20年の11日(現地時間)、飛行機2機が突入して倒壊した世界貿易センタービル(WTC)跡地の追悼施設まどで追悼式典が行われた。そうしたなか、米セレブも世界貿易センタービルの写真などを投稿して20年前の事件に思いをはせた。

アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた「危険な情事」(1987年)、同「天才作家の妻 40年目の真実」(2018年)などで知られる女優グレン・クローズ(74)は、倒壊前の世界貿易センタービルの写真を自身のインスタグラムに投稿して、当時の惨状を振り返った。

「9.11とその後の戦争で亡くなられた方々へ」として長文を投稿した。以下全文。

「それは火曜日に起こりました。金曜日、私たちは傷ついた街から離れていられなくなりました。そこで私たちは、他の多くの人たちと同じように、グラウンド・ゼロ(WTCビルの跡地)で必要なものを集め、SUVに荷物を積んで車で向かいました。ウエストサイド・ハイウェイの56丁目から下は、ハイウェイの両側に少なくとも3人分の列ができていて、ニューヨーカーたちがダウンタウンに持って行ってほしいものを振り回していました--まさに人の海で、両手を広げて助けを求めていたのです。私はこの光景を一生忘れないだろう。
私たちは車を停めては寄付を募り、靴下、手袋、ドッグフード、タオル、ヘルスバー、サンドイッチ、水、洗濯バサミなどで車が屋根まで埋まるほどでした。私たちは、ボランティアが車から荷物を降ろすのを手伝ってくれるメインの配送センターまでたどり着きました。
その日の夜、私たちはビレッジ中から集まった川のような人々と一緒に、ワシントン・スクエアで行われたキャンドル・ビジル(ろうそくをともして追悼する集会)に参加しました。公園を埋め尽くした何百人もの人々が茫然と立ち尽くし、遠くから時折サイレンが鳴り響く中、コミュニティに慰めと意味を求めていました。私たちの世界がこれほど完全に変わるとは、誰も想像していませんでした。
20年経った今でも、あの理解しがたい悲劇の煙と破片は、私たちの心に降り注ぎ、私たちを暗闇に突き落とそうとしているかのようです。悲しみや痛みは簡単に怒りや憎しみに変わりますが、私たちはそうさせてはいけません。20年前、あの恐ろしい日の終わりに、私たちの本能はシンプルな光源を持って、象徴的な公共の場所で自然発生的な集まりに参加することだったことを忘れてはなりません。悲しみと暗闇に境界はありませんが、愛と光にも境界はありません。#neverforget(決して忘れない)」

マライアキャリー(51)は「9.11メモリアル」のイベントとしてWTCビル跡地から上空向けて照らされた2本の光線の写真を自身のインスタグラムに投稿して「9月11日の記念日には、私たちが経験した衝撃と苦悩を痛いほど深い悲しみをもって思い出しています。私が幼い頃から大好きだったスカイラインの鮮明な映像は、突然永遠に変わってしまいました。
一瞬にして罪のない多くの人々が失われたことに、今でも驚きを隠せません。私たちの歴史の中で、あの壊滅的で悲劇的な瞬間から20年経った今も、愛する人を失ったことを嘆くすべての家族のことを思います。私の仲間であるニューヨーカーたちに、そして私たち全員に、愛と祈りを送ります。#NeverForget」とつづった。

「スター・ウォーズ」シリーズでルーク・スカイウォーカーを演じているマーク・ハミル(69)も2本の光線の写真を投稿して「#NeverForget 🇺🇸」と記した。この投稿にあるファンは「2本のライトセーバーのようだ」とシリーズでルークが使うライトセーバーを連想してコメントを寄せた。

「アウトポスト」(2020年)でパキスタンとアフガニスタンを結ぶ米軍のキーティング前哨基地でタリバン兵の猛攻と戦う米軍の二等軍曹を演じた俳優のスコット・イーストウッド(35)は、倒壊したWTSビルのがれきの中に星条旗を掲げる消防隊員の写真を投稿して「われわれは忘れていない」と記した。

「ワイルド・スピード」シリーズや「ジュマンジ・シリーズ」などのドウェイン・ジョンソン(49)倒壊前のWTSビルの写真に犠牲者の顔写真を配置したコラージュ写真を投稿して「みんなで。そして私たちは、皆さんの愛に満ちた強い精神と、アメリカのレジリエンスの精神に基づいて、できる限り大きく生きることを誓います。決して忘れないでください。##LGIYH 🇺🇸」とつづった。

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